miscellaneous

東京芸術祭 2022シンポジウム「なぜ他者と空間を共有するのか? ~メディア、医療、パフォーマンスの現場から~」

表象文化論学会MLで東京芸術祭 2022シンポジウム「なぜ他者と空間を共有するのか? ~メディア、医療、パフォーマンスの現場から~」オンライン配信の存在を知り、さっそく視聴した。 www.youtube.com Cf. 東京芸術祭ウェブサイト上のシンポジウム紹介ページ…

朝日新聞夕刊のリレー連載「にじいろの議」に寄稿いたしました。「空想散歩の歴史をたどる:居室から広がる「体験」」と題して、コロナ禍で一気に普及したヴァーチュアルヴィジットから、空想旅行や空想美術館の系譜を辿ります。https://digital.asahi.com/a…

『ユリイカ ココ・シャネル特集』2021年7月号に、論考「フィルムのなかのシャネル」を寄稿しました。『去年マリエンバートで』を中心に、ジャン・ルノワール『ゲームの規則』、ルイ・マル『恋人たち』、『ボッカチオ‘70』収録のヴィスコンティ作品などに触れ…

最近の漂着物 ・拙論「絵のなかを歩くディドロ:「サロン評」の風景画記述と「歩行」のテーマ系」がリポジトリ公開されました。 Permalink : http://doi.org/10.18909/00001974 ※PDF23ページ脚註3の『古きフランスのピトレスクでロマンティックな旅』につい…

最近の活動です。勤務先の学科有志で立ち上げた教育振興プログラム「文学と芸術を通じた地域社会参画型表現教育(SEREAL)」のキックオフ・ミーティングの記事です。 和洋女子大学|学部・学科|日本文学文化学科|学科ブログ 学生たちのささやかな「表現」…

書籍紹介 「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う (青弓社ライブラリー) 作者:香月 孝史 発売日: 2014/03/20 メディア: 単行本 香月孝史『「アイドル」の読み方:混乱する「語り」を問う』青弓社、2014年。出版社の紹介ページ(目次あり):https://w…

12/19(土)は「現代社会における<毒>の重要性 2020年度シンポジウム」にて、「ジャンク化する身体:1980 年代の表現を中心に」というテーマで発表いたします。http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/20201219_symposium/私の発表では、東京グランギニョル、三上晴…

卒業生と新入生に送りたい言葉

夜のなかを歩みとおすときに助けになるものは橋でも翼でもなく、友の足音だ、ということを、ぼくは身にしみて経験している。ぼくらは夜のさなかにいる。 (ヴァルター・ベンヤミン『ヴァルター・ベンヤミン著作集14 書簡1』野村修編集解説、晶文社、1972年、…

出張報告より 6月8日(土)9:00〜:自宅最寄り駅より出発、13:00過ぎに最初の目的地である京都大学総合博物館に到着。13:00〜15:00:「タイムライン:時間に触れるためのいくつかの方法」展を見学、たまたま開催中であった展覧会関連のシンポジウムの一部(…

2019年元日 新年のご挨拶昨年は勤務先の大学でも、所属している表象文化論学会でも責任のある仕事や役割を任され、その間隙を縫ってレジスタンス活動のように研究をする日々だった。しかし、新しい場所での面白い試みに呼んでいただく機会も増え、知的な刺激…

お知らせ2点

1. 11月10日(土)に山形大学にて、表象文化論学会第13回研究発表集会が開催されます。私は午後一(13:00〜15:00)の「研究発表1」にて、司会を務めます。翌11日には学会関連イベントとして、「バザン・レリス・闘牛──映画『闘牛』の上映とワークショップ」…

セルフFD:マージナル/非選抜型/ボーダーフリー大学で人文学を教えるということ

轡田竜蔵「地元志向と社会的包摂/排除」、樋口明彦編『若者問題の比較分析―東アジアの国際比較と国内地域比較の視点』(法政大学科研費プロジェクト「公共圏と規範理論」論文集)、2009年、151-170ページ。 http://soc.hosei.ac.jp/kakenhi/ronbun/pdf/2008/…

以下の公開講座に登壇いたします。 ・今年も京都造形芸術大学藝術学舎公開講座にて、「身体とファッション」の集中講義を行います(9/4(火)・9/5(水)の2日間)。ご参加予定の方、よろしくお願いします。 https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/stgg/cou…

自主ファカルティ・ディベロップメント

国立教育政策研究所 高等教育研究部「大学生の学習実態とその構造的特質(プロジェクト研究(平成25〜27年度) 「大学生の学習実態に関する調査研究」成果報告)」2016年10月 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/siryo/__icsFiles/afieldfile…

幼年期

ところで、恢復期というのは幼年期への回帰のようなものだ。恢復期の人間は、子供と同じように、事物に対して、一見きわめて卑近な事物に対してさえ、生き生きと興味を感ずる能力を、最高度にそなえている。[…]子供はすべてを新しさ[太字部分は原文では傍…

Meilleurs vœux 2017

明けましておめでとうございます。 旧年中に、私を信頼して共同作業へと引き入れてくださった方々、相談事や愚痴に耳を傾けてくださった方々、その他もろもろの支えを頂いた方々、ありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年の7…

全体公開日にだいぶ遅れてしまいましたが、表象文化論学会ニューズレター『REPRE』26号に、2015年10月3日に勤務先で開催された「アニメ国際シンポジウム「日本アニメの歴史と現在」」についての報告を追加掲載していただきました。http://repre.org/repre/vo…

思考の屑篭

精神病理学者ジャン=マルタン・シャルコーによる室内装飾と「視覚的な医療」の結びつき 1890年代におけるフランス特有の心理学は、室内装飾の試みを新しい観点から探求し、近代性、親密さ、内部性と言った18世紀において互いに結びついていた概念を、神経の…

「アニメ国際シンポジウム 日本アニメの歴史と現在」のお知らせ

和洋女子大学では下記の通り、日本「アニメ」の歴史的展開と現在の状況、国際的な影響・受容関係をめぐる国際シンポジウムを開催いたします。 奮ってご参加ください。 「アニメ国際シンポジウム 日本アニメの歴史と現在」 日時:2015 年 10 月 3 日(土)10:…

『ユリイカ』2015年7月増刊号「総特集:金子國義の世界」、見本誌を拝受しました。豪華な執筆者が並ぶ中、私もささやかな追悼文を寄稿させていただきました。 目次はこちら☞http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702909書誌情報:小澤京子「耽美の小…

ディスカッションに登壇します。 日本記号学会 第35回大会「美少女の記号論」 2015年5月16日(土)-5月17(日) 秋田公立美術大学 プログラム:http://www.amcac.ac.jp/~illustration/jass/program.pdfディスカッション「美少女とはいかなる記号なのか?」(5月16…

『ユリイカ』2015年1月号「特集:ゴダール2015」発売中です。ゴダールにとってはもちろん、映画の歴史においても間違いなく新機軸となるであろう最新作『さらば、愛の言葉よ』を中心に、充実のインタヴュー、対談、論考です。私もゴダールによる建築空間とそ…

おしらせ

『ユリイカ』2014年9月臨時増刊号「総特集☆イケメン・スタディーズ」(7/17発売)に「「イケメン」と「美しい男」――否定イケメン学の試み」という論考を寄稿いたしました。「否定イケメン学」は「否定神学」のパロディです。 http://www.seidosha.co.jp/inde…

お知らせ

『ユリイカ』2013年11月号(特集:中原淳一と少女イラストレーション)が発売されました! 青土社サイト(当該号もくじ掲載):http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702640 拙論「「二度と来ない少女時代」に:ガーリー・カルチャーの源泉としての中…

時計と時間の共有・個別化・占有

Modernityにおける、時計の形態の変化と時間の個別化というテーマについて。共同体の中心である教会が支配していた時間が、家庭ごとの大時計になり、懐中時計の普及によって個人化していく、その途中で鉄道や工場が管理する「時間割」が登場するというプロセ…

相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか作者: 五十嵐太郎,浅子佳英,桑原茂一,柳本浩市,千葉雅也,菊田琢也,平芳裕子,小澤京子,坂牛卓,入江徹,森永邦彦,松田達,井伊あかり,永江朗,成実弘至,井上雅人,長谷川祐子,藤原徹平,本間…

ファッション批評関連トークのお知らせ

以下のイベントでトークいたします。ガーリーな方もガーリーでない方も。 Think of Fashion 002 keisuke kanda−「ガーリー」の突然変異 ファッションを考える会を開催します。ファッションのつくり手であるデザイナーに焦点をあてて、人々の装いについての文…

下記のブックフェアは無事に終了いたしました。ご来場頂いた皆さま、ありがとうございました。 なお、4名の選書リストは田中純先生のブログからダウンロード可能です。 →http://before-and-afterimages.jp/news2009/2012/07/post-170.html 【告知】 『ムネモ…

表象文化論学会第7回大会(2012年7月7日(土)・8日(日)於:東京大学駒場キャンパス)では、下記のパネルに登壇します。8日 14:00-16:00 企画パネル:皮膚/表象としての建築/ファシズム──小澤京子『都市の解剖学』、鯖江秀樹『イタリア・ファシズムの芸…

ブックフェア「表象文化論のアトラス」、いよいよ開幕です。 まだ到着していない書籍も若干あるけれど、すべて並べてPOPも付けると壮観。 ヴィヴィアン・ガールズとソドム百二〇日が隣り合う。良き隣人の法則か、無意識的「悪意の迫真力」か。 解剖学的眼差…