2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

建築と破壊―思想としての現代作者: 飯島洋一出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る第一次大戦のトラウマティックな記憶について。(塹壕線という戦闘形式、戦争神経症、シェル…

objet-livre

ルドゥーによる書籍の物質的な側面について。 1773年頃(仏革命による投獄以前)から、作品の版画化と刊行を企てる。リュック=ヴァンサン・ティエリーによる年刊パリ旅行案内に、この出版計画についての言及がある。(しかし、なんでパリガイドに?) 活字は…

お知らせ

北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)公開講座[第一期] 「サブカルニッポンのアーキテクチャ」 いまや都市文化の重要な一角を占めるほどに拡大増殖中のサブカルチャーだが、定義は依然として曖昧で、「カワイイ」「クール」「ヤンキー」「オタク」と…

戦争によって粉砕された顔貌を描くこと

図書館の書架の間を彷徨していて、面白そうな論文に出会す。 Emma CHAMBERS, "Fragmented Identities : Reading Subjectivity in Henry Tonks' Surgical Portraits", in Art History : Journal of the Association of Art Historians, vol.32, no.3, June 20…

郵便と引越し

フランス滞在中に、何度「郵便的不安」という分かったようでいて実は全然分かっていないタイトルの日記(某SNS内にひっそりと存在)を書いたか分からない。長らく未到来だった書籍小包が、漸く全て到着したので、今回は「フランスを引き上げる際の引越しにま…

もうひとつお知らせ

表象文化論学会第4回研究発表集会のプログラムが公開されました。 日時:11月14日(土)10:00-18:15 場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1〜3 事前予約不要、会員入場無料、当日会員1000円 詳細は学会サイトに:http://www.repr…

講演会のお知らせ

【地中海学会 秋期連続講座「地中海の光」第5回】 「19世紀フランス絵画に見る、オリエントの光/地中海の光」 三浦篤(UTCP/東京大学) 2009年11月7日(土) 時間:14:00–16:00(開場は午後1時30分より) 会場:ブリヂストン美術館ホール[地図] 聴講料:400…

http://www.amazon.fr/dp/2915547556/

書物としての世界

続審問 (岩波文庫)作者: J.L.ボルヘス,Jorge Luis Borges,中村健二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (27件) を見る 彼[フランシス・ベイコン]は世界が幾つかの基本形式(温度、密…

お知らせ

日仏美術交流シンポジウム「シュルレアリスムの時代−越境と混淆の行方」 ■日 時:2009年11月22日(日)午前10:30〜18:00 ■場 所:東京日仏会館 一階ホール ■主 催:日仏美術学会 ■プログラム 10:30〜10:45 開会の辞・趣旨説明 高階秀爾(日仏美術学会会長・…

trans-parere

この建物は前面がガラス張りなので、暗闇の中ではドールハウスのように内部の全貌を見通せる。灯の点いた室内を外から眺めるときの、奇妙な疎外感が昔から好きだ。矩形に切り取られた柔らかな淡黄色の光は、隔てられているが故にいっそう親密な感じがする。

お知らせ

ヨコハマ国際映像祭2009(http://www.ifamy.jp/)の一環として、10月31日(土)に、レイモン・ベルールによる基調講演、およびベルールを囲んでのラウンドテーブル、また11月1日(日)には、レフ・マノヴィッチを囲むラウンドテーブル「ハイブリッド・メディ…

シュヴァンクマイエルのキメラ的世界 幻想と悪夢のアッサンブラージュ [DVD]出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2007/08/22メディア: DVD クリック: 23回この商品を含むブログ (19件) を見る「内側から喰い破る」イメージの反復。 ぐちゃぐちゃと不定形…

奇想科学の冒険―近代日本を騒がせた夢想家たち (平凡社新書)作者: 長山靖生出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/06/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (19件) を見る幕末から明治にかけて、今日では「トンデモ」の部類に入る学…

THEハプスブルク展(国立新美術館) http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/habsburg.html ハプスブルク家の人々の肖像、彼らが蒐集したヨーロッパの名画の数々、それから国交締結時に明治天皇からオーストリア・ハンガリー二重帝国に送られた日本…

お知らせ

東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonancesレゾナンス』のサイトが創設されました。 http://langue-fr.c.u-tokyo.ac.jp/resonances/ 過去の論文をpdfファイルでダウンロードできます。 表象文化論学会のニューズレター『repre』09号が…

pensée

1865年に開かれたサロンの出展目録の中に挟まれていた、三色菫の押し花。誰かの思想の残存かもしれない。

Appel à Contribution‏

ブルゴーニュ大学で2010年6月下旬に開かれる国際学会の、発表者を募るメールを受け取る。テーマは「言葉とイメージ」。(このテーマ、本当にここ10年くらい流行っているんですね……) International Conference 24-26 June 2010 Word & Image: Theory in the …

お知らせ:ニューヨーク大学リンダ・ノックリン教授講演会

<Linda Nochlin リンダ・ノックリン>(Lila Acheson Wallace Professor of Modern Art at the Institute of Fine Arts/New York University, Dr. Linda Nochlin) 専門:19-20世紀の絵画と彫刻(クールベ、マネ、ドガ、セザンヌなど)、現代の美術と理論、…

講演会のお知らせ

新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」第3回講演会 UTCPレクチャー 「時間に住む、あるいは廃墟の詩学」 2009年10月2日(金) 16:30–18:00 東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーション・ルーム3[地図] 使用言語:フランス語(講演原稿を配…