2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ABCdaire

かつての日記帳の跡地に、こんなものを作ってみた。 奨学金を貰っているロータリー財団の関連で、9月末にフランス語圏派遣奨学生の集いがあり、そこで3月までの「宿題」として課されたもの。日常的な事物の中にアルファベットの文字を見つけ出して、みんなで…

history of history

Gérard Noiriel, Sur la > de l'histoire, Paris: Gallimard, 1996(2005). 歴史学の学説史、ならびに「学」としての制度形成史を、入念に要点を取り込みつつ網羅的に説明したもの。歴史学の特定の立場にコミットすることなく、俯瞰的な視点の確保に努めた記…

18世紀の「崇高」概念との関連について(メモ)

ここでも取り上げられている『牢獄』は、同時代にも後代においても言及されることの多い作品だけれど、実はピラネージの仕事の中ではやや特殊な部類なのではないかと思っている。作品に内在する性質というよりは、その特殊な受容のされ方が。

廃墟画通史

廃墟という概念とイメージの変遷を辿った、豪華な大型画集。廃墟論としてはオーソドックスな理論構成だが、1960年代以降の近現代アートまで網羅している。 auteur: Michel Makarius titre: Ruines éditeur: Paris: Flammarion date: 2004 table des matières…

パリにあるルドゥーの作品

La barrière de la Villette (1784-89)ラ・ヴィレットの市門 所在地:ラ・ヴィレット広場(Place de la Villette)、最寄駅:Stalingrad La barrière d'Enferダンフェールの市門 所在地:ダンフェール・ロシュロー広場(Place Denfert Rochereau)、最寄駅:De…

新古典主義の「よき趣味」

La Madeleine パリ:マドレーヌ寺院、設計者:ピエール・アレクサンドル・ヴィニヨン(ナポレオンの依頼による)、年代:1807-42年 マドレーヌ寺院のマグダラのマリアたち Panthéon、パリ:パンテオン(旧サント・ジュヌヴィエーヴ聖堂)、設計者:ジャック…