2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

最終日の三連休は混みそうなので、金曜日の内に国立西洋美術館のル・コルビュジエ展へ。画家としてのル・コルビュジエの造形がじっくり見られる展示。「ル・コルビュジエ以前のル・コルビュジエ」とでも言おうか。彼らの絵はピカソやレジェによく似ていると…

フランス革命期から19世紀初頭の都市における「回遊」「循環」「網目」

ピエール・ミュソ(Pierre Musso, 1950-):サン・シモンにおけるネットワーク(réseau)概念の研究(博士論文)から出発し、サン・シモンとサン・シモン主義の研究をはじめ、メディア論、テレコミュニケーション論、政治のメディア利用などを手掛ける。 Wiki…

啓蒙主義時代の「機械」イメージ

>> 技芸とは自然の産物であるという意味では天体や植物や動物と同じだが、それ自身で「逸脱」、「誤謬」をつくりあげている以上、奇蹟とおなじ種類の産物なのである。[…]それゆえ、「技芸の驚異」である靴下織り機もそれなりに「怪物」であり「奇蹟」なの…

・シャルル・ボードレール(1821-1867)のダンディ論 ダンディスムとは一個の漠然たる制度、決闘と同じほど奇異な制度である。[…]ダンディスムは、法の外の制度でありつつ、自ら厳しい法をもち、その権威に服する以上誰しも、他方いかに血の気の多く独立不…

・ゲオルク・ジンメル(1858年-1918、独の哲学者・社会学者)「女性と流行」1908年 流行においては、一様性衝動つまり模倣への衝動と、個性化衝動つまり突出への衝動とがきわだった形で同時的に現れている。一般に女性たちは流行へのこだわりが強いものだが…