ファッション批評関連トークのお知らせ

以下のイベントでトークいたします。ガーリーな方もガーリーでない方も。

Think of Fashion 002 keisuke kanda−「ガーリー」の突然変異


ファッションを考える会を開催します。ファッションのつくり手であるデザイナーに焦点をあてて、人々の装いについての文化や社会現象などを考えていきます。
第2回目は「keisuke kanda−−「ガーリー」の突然変異」について埼玉大学非常勤講師をされている小澤京子氏とモデレーターを務める高城梨理世とともに考えていく。


日本のサブカルチャーの特徴とされる、「kawaii」という形容。ファッションにおいても、この国では「ガーリー」であることが価値を持ち続けてきた。その系譜の中でも異彩を放つのが近年若い女性たちの間でカルト的な人気を誇るデザイナー「keisuke kanda」である。

このトークでは、主に1970年代以降のいわゆる「ガーリーファッション」の流れを踏まえつつ、keisuke kandaの何が「新しい」のか、「特別」なのかを取り上げたい。

そのキーワードは、「記号的なもののパロディとしてのリボン」、「着られる保健室」、 「マンガチックなアヴァンギャルド」等である。keisuke kandaという「特殊な例」について語ることを通して、「ガーリーであること」が日本のサブカルチャーの中で持ってきた意味もまた、浮かび上がってくるだろう。


講師プロフィール
小澤京子
埼玉大学非常勤講師 
建築・都市のイメージ分析と並行して、衣服と身体の関わり合いについて考えたり、
ファッション批評を手掛けたりしている。
単著に『都市の解剖学──建築/身体の剥離・斬首・腐爛』 (ありな書房、2011) 、
最近の学術エッセイに「シアタープロダクツの方法論――
アーカイヴァルな引用とスペクタクルのメタ構造」『fashionista』第1号、2012年、
「映画の基盤を掘り崩す」『ユリイカ』2012年8月号(特集:クリストファー・ノーラン)、青土社など。


モデレータープロフィール
高城梨理世
1984年鹿児島生まれ。
母親の影響で幼少時からファッションに興味を持つ。
国際基督教大学への進学を機に上京、西洋美術史を専攻。
「COLORS ファッションと色彩:VIKTOR & ROLF & KCI」展が
きっかけで、ファッションを研究、記述することに関心を持ち、
以後修士課程終了まで、ファッションを研究テーマとする。
興味の対象はファッションをオリエンタリズムや、
前衛性、身体性の問題など。
好きなブランドはヨウジヤマモト
東京大学大学院表象文化論コース修士課程修了。


日時:11月25日(日)18時00分〜19時30分 
会費:2,000円 ワンドリンク付 
会場:カフェ&ギャラリー「ブロックハウス」(blockhouse)
東京都渋谷区神宮前6-12-9
(原宿交差点を渋谷方面へ。Audiの裏辺りです。)
TEL:03-6318-2003 
http://blockhouse.jp/ 
定員:25名
会、終了後、講師を交えてのアフタートークを予定しております。
ワンドリンク、フードつきで、1,500円です。
(フードはブロックハウスの人気メニューをお出しします。)
お申し込み先 
「Think of Fashion ファッションを考える」実行委員会
palette.produce[at]gmail.com  まで。
アフタートーク参加希望の方はあわせてお知らせ下さい。