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シンポジウムのお知らせ

パリ第8大学・東京大学シンポジウム「大学における人文科学の未来」 2009年12月19日(土)10:00-17.30@東京大学駒場キャンパス18号館ホール 使用言語 : 日本語/フランス語 (同時通訳つき) 入場無料|事前登録不要 主催責任:Patrick DE VOS, Pierre BAYARD …

nouveaux sur la rue

最近の刊行物です。 書誌情報は以下の通り。 小澤京子「「起源」の病と形態の闘争――ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージによる古代ローマ表象」『超域文化科学紀要』第14号、東京大学、2009年11月、105-122ページ。 同上「ファンタスムの無限鏡像――アニ…

もうひとつお知らせ

表象文化論学会第4回研究発表集会のプログラムが公開されました。 日時:11月14日(土)10:00-18:15 場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1〜3 事前予約不要、会員入場無料、当日会員1000円 詳細は学会サイトに:http://www.repr…

お知らせ

ヨコハマ国際映像祭2009(http://www.ifamy.jp/)の一環として、10月31日(土)に、レイモン・ベルールによる基調講演、およびベルールを囲んでのラウンドテーブル、また11月1日(日)には、レフ・マノヴィッチを囲むラウンドテーブル「ハイブリッド・メディ…

お知らせ

東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonancesレゾナンス』のサイトが創設されました。 http://langue-fr.c.u-tokyo.ac.jp/resonances/ 過去の論文をpdfファイルでダウンロードできます。 表象文化論学会のニューズレター『repre』09号が…

pensée

1865年に開かれたサロンの出展目録の中に挟まれていた、三色菫の押し花。誰かの思想の残存かもしれない。

お知らせ

10月に開催される美学会第60回全国大会(於東京大学)で研究発表をします。ぜひご来聴ください。 10月11日(日)15:45-16:25(研究発表Ⅲ)@法文一号館113教室 「空間としての書物/建築としての文字――C.N.ルドゥーによる建築書を中心に――」 http://www.l.u-toky…

Une saison en enfer

ひょんな切欠から、私の中で勝手に始まったボーイ・ジョージ・レトロスペクティヴ。どうせならこれを契機にこの手の人たちを一気に極めようと、Visage(Steve Strange)、Classix Nouveaux(Sal Solo)、Dead or Alive、Spandau Ballet、Adam and the Ants、…

Give us, this day, all that you showed me

出版社の方との打ち合わせ。来年の早い時期に刊行される翻訳が一冊、それから以前に書いた拙論を、「ぜひ広げて一冊の本に」と激賞して頂く。自分の周囲にあるのは、まだまだ思考の断片だけれど、それを確固とした形に具現化するチャンスを大切にしていきた…

visage urbain

故郷、前橋の街で見つけた光景(→)。前橋はパリやディジョンなどとは違って、都市全体が劇場であるような、あるいはどこを切り取っても「絵」になるような街では、およそない。けれども、統一的な意図の希薄なままに街並が生成してきたがために、街路の思わ…

両極性の共存

知人の瑣細な一言から再燃したボーイ・ジョージ熱、勢い余ってスティーヴ・ストレンジに激突し、さらによろけて転がり込んだ先が、美貌のノスフェラトゥと言った風情のサル・ソロ(Classix Nouveaux)。なんだかもうピタゴラスイッチの冒頭に出てくる機械装…

メーリングリストで回ってきた、ダンスプログラム(レクチャーやワークショップもあり)のお知らせ アーティスト主導型のオーガニゼーション、ボディ・アーツ・ラボラトリーが、第1回ウェン・ウェア・フェスティバル(WWFes)を開催します。 WWFesは、アーテ…

お知らせ

2009年度 日本ドイツ学会 6月20日(土) 共立女子大学 神田・一ツ橋キャンパス フォーラム2(10:00〜12:00) 「イメージとテクストによる記憶の技法:キーファー/ホルン/ゼーバルト」 コメンテイター:田中 純(東京大学・准教授、表象文化論) 司会:…

Who's got the new boy gender?

先月半ば、知人の知人がアイルランド出身の男性と結婚した、という噂話を耳にして、唐突にアイルランド系ブリティッシュ・ボーイであるところのGeorge Alan O'Dowd氏のことを思い出し、久々にYou Tubeで「Karma Chameleon」のPVを見たら自分内限定でボーイ・…

顔―表層―皮膚―被服―捲れ 写真はVisageのSteve Strange。 Un homme … montre de la peur lorsqu'il se tourne pour se cacher(casser).

お知らせ

表象文化論学会第4回大会(2009年7月4日(土)・5日(日)於:京都造形芸術大学・瓜生山キャンパス)のプログラムが公開されました。私も、5日の午前中に発表を行います。ぜひご来場ください。 ■7月4日(土)京都造形芸術大学・瓜生山キャンパス・春秋座 第…

表象文化論学会のオンライン・ニューズレター『ルプレ』08号に、「海外研究動向紹介」を寄稿いたしました。 http://repre.org/repre/vol8/abroad/index.html 「二次元」の建築を巡る動向について、「ディジタル・アーカイヴス」と「書物」を巡る二つのシンポ…

「思春期」という文化現象

そして繃帯と言えば、華宵の描く少年や少女の中には、手足や指などに純白の繃帯を巻いたのがよくあった。母などに訊くと、大正から昭和のはじめにかけて若い男女の間に、傷もないのに指に繃帯を巻きつけるのが流行ったという。その当時の華宵人気を物語る、…

Die tödliche Dosis

「傷」というテーマについて考えていたところに、タイムリーにも「身体改変」をトピックにした研究会のお知らせが届いた。 第十四回視聴覚文化研究会:特集「身体改変」 日時:2008年12月20日、13:00〜17:00 会場:京都大学文学部新館第六講義室 ●研究会プロ…

Qui suis-je?

田亀氏の名前が出てきたからついでに、というわけでもないのだけれど、山川純一作品の登場人物たちはどうしてあそこまで「名前を名乗る」のだろう。短編ポルノグラフィーなのだから、登場人物の名前など極論してしまえばAとBでも、いっそ最後まで分からぬま…

コトリ

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)作者: 柳田国男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/04/16メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 48回この商品を含むブログ (69件) を見る修士論文を無事提出した後の開放感から、パルミジャニーノの凸面鏡のあるコロニアルス…

サブとマス

「フランスでは日本のサブカルチャーがブーム」という科白は、2000年代初頭から耳にしていたが、実際にフランスの地方都市に来てみると、どんな層(cultural tribe)が何を求めて日本のサブカルチャーを享受しているのか、いまひとつよく分からないのも事実。…

探し物と漂流物

World Catという文献検索システムを、初めて使ってみた。 http://www.worldcat.org/ 探していたのは、Rosaline Bacou et al., Le cabinet d’un grand amateur P.J. Mariette 1694-1774. Dessins du XVe siècle au XVIII siècle, Paris : Musée du Louvre, Ga…

7月末から8月頭にかけて、調査を兼ねてローマに行ってきた。夏のローマは蒸し暑くて川辺では蝉が鳴いていて、ところどころに植わっている笠松の並木もどこか日本の夏を連想させる。ディジョンもパリも薄灰色の建物に柔らかい影が落ちているけれど、ローマは…

FRACのギャラリーと同一の敷地内、向かい合わせに建てられていた倉庫の内部。大量の古着がストックされていて、クリスチャン・ボルタンスキーのインスタレーションみたいだ。もちろんこれは現代アートの展示ではなくて、現役で活躍している商業設備だけれど…

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Imaginaire érotique au Japon

編集画面で表示される「リンク先」を見たら、「蛸(タコ)に犯され」という衝撃のフレーズで検索した上でのアクセスが計4件も。「なんでこんな検索語句を思いついたんだ?」と訝しみ、実際にGoogleで調べてみたら、「大蛸に犯される女性」というのは、少なく…

Agnès Giard, Intelli Yakuza, L'imaginaire érotique au Japon, Albin Michel, 2007. 昨秋のディジョン「祭典」(ジャポニスム系フェスティバル)で存在を知り、書店の画集コーナーでたびたび見掛けつつも躊躇していた一冊、遂に意を決して購入。内容は、江…

シンポジウムのご案内

日本ドイツ学会第24回総会 2008年6月21日(土)筑波大学 総合研究棟 A 参加費 500円 (共催 筑波大学人文社会科学研究科) シンポジウム 「記憶と想起の空間−−ドイツにおける歴史意識のアクチュアリティ」 13時45分−17時45分 総合研究棟 …

ディジョン市立美術館でみつけたもの

ヴェロニカのハンカチーフ。金箔の押された木彫に、やけにリアルな彩色で描かれたキリストの顔と、立体彫刻であるがゆえに、ハンカチに転写された顔までが浮き彫りになっているもの(不気味)。 十字架降架。力を失って開かれた脚の表現が妙に現実的。雲と雷…