建築と破壊―思想としての現代

建築と破壊―思想としての現代

第一次大戦のトラウマティックな記憶について。(塹壕線という戦闘形式、戦争神経症、シェルショックなど、先日のエントリで触れた顔面負傷兵の問題とも共通するテーマである。)戦争における身体の断片性とシュルレアリスムにおける「断片性」に通底性を見出す分析は、果たしてどこまで妥当性があるのだろうと思うけれど。
コレクション―趣味と好奇心の歴史人類学

コレクション―趣味と好奇心の歴史人類学

18世紀のパリおよびヴェネト地方のコレクション熱について詳述あり。20年ほどのスパンで、コレクションの対象となる事物、そしてその背景にある興味関心がいかに変遷していったかを、実証的な数字データとともに辿っている。