書物としての世界

続審問 (岩波文庫)

続審問 (岩波文庫)

彼[フランシス・ベイコン]は世界が幾つかの基本形式(温度、密度、重量、色彩)に還元できること、またそれらのうちの特定のあるものは《自然の初等教科書(アベゲダリウム・ナツラエ)》、すなわち宇宙の書を書くさいに使われた一組のアルファベットを構成していると信じていた。
(上掲書、210ページ。)