2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

死と啓蒙―十八世紀フランスにおける死生観の変遷 (テオリア叢書)作者: ジョン・マクマナーズ,小西嘉幸出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1989/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る著者はイギリス人だが、アナール学派的な手法…

amazon.frに注文していた書籍が届く。 Thierry Mandoul, Entre raison et utopie : L'Histoire de l'architecture d'Auguste Choisy, Mardaga Editions, 2008. http://www.amazon.fr/dp/2870099509/ まだパラパラと捲ってみただけなのだが、一つ面白い図版を…

断片的思考を留めた覚え書き

monstreとはmixteな存在であるとフーコーはコレージュ・ド・フランス講義『異常者たち』の中で言っている。これは18世紀のmonstre概念と照らし合わせても、適切な規定だろう。しかしまた「畸形」は、移行段階に存在する中間形態という性質も持ち合わせている…

フランス革命と芸術―1789年 理性の標章 (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャンスタロバンスキー,井上尭裕出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1989/08/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る1789年の革命によって爆発的に顕…

テリー・ギリアム『Dr.パルナッサスの鏡』

タマラ・ド・レンピッカ展

シティダスト・コレクション―テクノロジーと空間神話作者: 彦坂裕出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1987/10/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る「都市の経験」という言葉を、私自身も割と安易に使ってしまうけれど、「今生…

Michel Le Moël, L'urbanisme parisien au siècle des Lumières, Action Artistique, 1997. http://www.amazon.fr/dp/2905118903/ フランス革命前後になると、「incendie(火災、戦火)」によって崩壊する建築を描いた絵画が登場する。アンシャン・レジーム…

アートフル・サイエンス―啓蒙時代の娯楽と凋落する視覚教育作者: バーバラ・M.スタフォード,Barbara Maria Stafford,高山宏出版社/メーカー: 産業図書発売日: 1997/03/01メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (17件) を見る

三菱一号館も含む丸の内地区オフィスビルの「保存」や「復元」は、当該地区の「再開発」計画の一環であるらしい。再開発のための都市プロジェクト(=未来への企図)に、「古き良き時代」の空間や様式・意匠が援用されるという捩じれ。展覧会カタログ『一丁…

盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)作者: E・A・ポー,ホルヘ・ルイス・ボルヘス,富士川義之出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1989/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るレミ・ド・グールモンは「ユイスマンスはひとつの眼で…

一丁倫敦と丸の内スタイル―三菱一号館からはじまる丸の内の歴史と文化作者: 岡本哲史出版社/メーカー: 求龍堂発売日: 2009/09/09メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (3件) を見る思想としての日本近代建築作者: 八束はじめ出版社…

顔 (ナショナル・ギャラリー・ポケット・ガイド)作者: アレグザンダースタージス,Alexander Sturgis,田中純,小澤京子出版社/メーカー: ありな書房発売日: 2010/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 55回この商品を含むブログ (4件) を見る好評発売中です…

宝島 (新潮文庫)作者: スティーヴンソン,佐々木直次郎,稲沢秀夫,Robert Louis Stevenson出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1951/04/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (15件) を見る孤島への冒険譚だが、伝統的なユートピア物とは…

ピュグマリオン効果―シミュラークルの歴史人類学作者: ヴィクトル・I.ストイキツァ,Victor I. Stoichita,松原知生出版社/メーカー: ありな書房発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 32回この商品を含むブログ (8件) を見る