衣服・ファッション・モード

ファッションと哲学 16人の思想家から学ぶファッション論入門 作者: アニェス・ロカモラ,アネケ・スメリク,蘆田裕史,安齋詩歩子,大久保美紀,小林嶺,西條玲奈,関根麻里恵,原山都和丹,平芳裕子,藤嶋陽子,山内朋樹 出版社/メーカー: フィルムアート社 発売日: 2…

Twitter経由で「fashionology:ファッション学研究会」が発足し、文献購読の候補として、The Fashion Reader*1という書が挙げられているのを知る*2。英語圏で充実している、学部生・修士課程生を対象とした教科書的アンソロジーだろうか。ファッションをテー…

マネキン製造の七彩が開設したマネキン・ミュージアム(大阪)のサイト。国内のマネキン製造の歴史をたどるためのオンライン・アーカイヴズとしても充実している。 http://www.nanasai.co.jp/sai/index.html 京都服飾文化研究財団の「時代別のモードが要請す…

世田谷美術館で開催中(〜4/10)の「ファッション史の愉しみ」展(http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibiti…/exhibition.html)に合わせて制作された読本に、拙論「建築と衣服――装飾をめぐるアンビヴァレンス」を寄稿いたしました。展覧会と併せ、ご高…

モードの言葉

失われた時を求めて 1 第一篇 スワン家の方へ 1 (集英社文庫)作者: マルセル・マルセル・プルースト,マルセル・プルースト,鈴木道彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/03/17メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 98回この商品を含むブログ (72件) を見る 一…

盲者の記憶―自画像およびその他の廃墟作者: ジャックデリダ,Jacques Derrida,鵜飼哲出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1998/11/17メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (15件) を見る [シャルダンの自画像においては]今度は目…

動物を追う、ゆえに私は〈動物で〉ある (単行本)作者: ジャック・デリダ,鵜飼哲,マリ=ルイーズ・マレ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/11/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 獣たち固有のものとは、そしてそれらを人間から最終的に…

【メモ】 ○モード批評の黎明 ・トーマス・カーライル(英1795-1881)『衣服哲学』1838年(岩波文庫、復刻版2010年) ・ゲオルク・ジンメル(独1858-1918)「女性と流行」1908年(『ジンメル・コレクション』ちくま学芸文庫、1999年) ・アドルフ・ロース(墺…

着衣と裸体、半裸体――バタイユによるサド

エロティシズム (ジョルジュ・バタイユ著作集)作者: ジョルジュ・バタイユ,澁沢龍彦出版社/メーカー: 二見書房発売日: 1973/03/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 私たちにとってエロティックな過剰を思い出させる局面は、必ず一種の無秩…

お知らせ

『ユリイカ』最新号のウェス・アンダーソン特集「『グランド・ブダペスト・ホテル』へようこそ!」(http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702725)に、不肖ながら私も「映画における服飾的細部と着崩される文体(スタイル)」を寄稿いたしました。彼の…

衣裳を語る言葉:制服の美学

昭和幻燈館 (中公文庫)作者: 久世光彦出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1992/08/01メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見る 私は秩序というものは、漆黒または濃紺、あるいは純白の制服の内側に端然と在るものだと思っている。そ…

客体としての男性(homme objet)について

・ジャン=ポール・ゴルチエ、メンズプレタの初コレクション「l'homme objet (Boy Toy)」(1984年)について語る A year later [in 1984], men wear skirts and prance about sporting outfits cut low in the back. "A piece of clothing doesn't have a gen…

・シャルル・ボードレール(1821-1867)のダンディ論 ダンディスムとは一個の漠然たる制度、決闘と同じほど奇異な制度である。[…]ダンディスムは、法の外の制度でありつつ、自ら厳しい法をもち、その権威に服する以上誰しも、他方いかに血の気の多く独立不…

・ゲオルク・ジンメル(1858年-1918、独の哲学者・社会学者)「女性と流行」1908年 流行においては、一様性衝動つまり模倣への衝動と、個性化衝動つまり突出への衝動とがきわだった形で同時的に現れている。一般に女性たちは流行へのこだわりが強いものだが…

・ボードレール『現代生活の画家』(初出1863年)収録のエッセイ「化粧礼讃(Eloge du maquillage)」より ゆえに流行[ルビ:モード]とは、人間の脳髄の中で、自然な生命がそこに積み上げる粗野なもの、地上的なもの、不潔なものすべての上に浮かび残る、理…