ディジョン建築探訪


サン・ベニーニュ聖堂(Cathédrale Saint-Benigne)。空に突き刺さるような尖塔をもつこの教会は、ゴシック式聖堂建築の一例だが、屋根にはこの地方特有のジグザグ模様の光沢瓦が使われている。11世紀初頭の建立。敷地内には考古学美術館が併設されている。

オテル・ヴォーグ(Hôtel Vogüe)の回廊の内側からみた、入り口のアーチ。オテル・ヴォーグは17世紀初めに作られた議会用の館。

護符としてのゴルゴネイオン(ゴルゴンの切断された頭部)を連想させる、鬼気迫る表情の女性頭部。街にある建築物のいたるところに、様々な顔貌が潜んでいる。

この地方特有の屋根瓦で装飾された館。

壁面装飾。若い女性の胸像が、檻の中に閉じ込められている。軒下に聖母子像やピエタ像のある建築はよく見掛けるが、これはちょっと珍しい。