■

こちらのエントリ（http://d.hatena.ne.jp/baby-alone/20110618）とも関連する、ルドゥと国立土木学校（Ponts et Chaussés）との関係について。
ルドゥは1771年、ルイ15世より、ロレーヌとフランシュ=コンテ地方の製塩所監督官（commissaire aux salines）の任命を受け、次いで視察官（inspecteur）に就任する。この職位は、徴税請負局（ferme générale）や会計検査局（contorôl de finance）に付属するものであった。ルドゥはこの時期、王立製塩所建造の総監であり、土木学校の学長でもあったジャン=ロドルフ・ペロネ（Jean-Rodolphe Perronet）の補佐（adjoint）となる。この協働関係を通して、彼はペロネをはじめジャン・シャルル・フィリベール・トリュデーヌ・ド・モンティニ（Jean Charles Philibert Trudaine de Montigny）のような、土木学校の俊英たちとの知己を得ることとなった。
Daniel Rabreau, Claude Nicolas Ledoux, Paris : Monum, 2005, p. 31, 34.
www.amazon.fr/dp/2858228469