ヴェズレーへの道

  
5月最初の休日には、ヴェズレーの丘の上にある大聖堂へ。サンチャゴ・デ・コンポステラ大聖堂への巡礼拠点の一つでもあるこのバシリカ式聖堂には、マグダラのマリアの聖遺物が祀られている。
    
12世紀に作られたという、有名なティンパヌム。フランス革命期に破壊されたのか、浮彫り聖像の顔はすべて削ぎ落とされている。
  
斬首の光景(フランス革命期に顔を削がれたレリーフと、ホロフェルネスの首を掲げるユディット)。
    
聖堂内部で見つけた不思議な痕跡。
  
聖堂の裏には墓所が設けられている。20世紀から今世紀にかけて作られた墓地から小径を下ると、19世紀の古い墓地が。墓碑銘は傾き崩れて、今は訪れる係累もいないことを伺わせる。
    
故人の写真が掲げられた墓と、あたかも暖炉の上の写真立てのように故人を忍ばせる盾が並べられている墓。
    
目立たぬようにひっそりと、ジョルジュ・バタイユの墓もあった。
  
空の色さへ陽気です、時は楽しい五月です。
その他の写真はこちらに。http://f.hatena.ne.jp/baby-alone/20090507232609