ビアンセアンス

bienséanceは建築の適合性を巡る(白井氏の整理によれば17世紀的な)概念であって、アンシャン・レジームの身分制とも絡み合っている(=依頼者の社会階層に適した外観を、いかにして建築に与えるかという問い)。
この仏語は「ビアンセアンス」とカタカナ表記するしかないような概念なのだが、その状況はドイツでも同じなのか、こんな書籍を見つけた。
Anne Röver-Kann, Bienséance zur ästhetischen Situation im Ancien Regime, dargestellt an Beispielen der Pariser Privatarchitektur, Georg Olms Verlag, 1977.
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