17世紀にローマ遺跡を実測し、想像的復元を行なったドラフツマン、ジョヴァンニ・バッティスタ・モンターノ(1534−1621)についてのウェブ上の情報。
http://www.artnet.de/artist/582299/giovanni-battista-montano.html(独語。モンターノの図版2枚あり。上の図版はこちらのサイトから。)
http://www.soane.org/drawings/index.cfm?startrow=830(ジョン・ソーン美術館の所蔵品検索)
http://www.amazon.co.jp/Italian-Renaissance-Drawings-Soane-Catalogue/dp/1898592136(アマゾン(jp)上で販売されているジョン・ソーン美術館カタログ。プレミアが付いているのか、おそろしく高値。アメリカやイギリスのアマゾンでも、中古で高値がついている。)
彼の残した図版は、ベルニーニ、ボロミーニ、グァリアーニらバロックの建築家たち、そしてピラネージに多大な影響を与えた。左の図版に見られるように、左右対称形に復元を施すのがモンターノの特徴。

ところで、ピラネージ研究の第一人者「Wilton-Ely」の読みは、岡田哲史氏の表記によれば「ウィルトンエリー」。エリーなのかイーリーなのかずっと分からなかった問題が、ひとまず解決して良かった。