これからやるべきこと

・今週金曜日のコロキウムで、東欧美術史(ルドルフ2世の宮廷文化と美術作品との関連の研究)の博論計画についてコメント。例えばフィレンツェのコジモ1世についての研究も、方法論的に参考になるかもしれない。
・21世紀COEのRA勤務簿に押印(なるべく今週中に)。
・留学希望先の教官とコンタクト+受け入れ承諾書を貰う。(6月第3週くらいまでに。)
・Roger de Pilesの『絵画原理講義Cours de Peinture par Principe』Colorisの章を訳出。
・今秋の表象文化論学会第2回大会の研究発表に応募(7月〆)。建築構想における「古典回帰」の中での「エジプト」の位置づけを考えてみようかと思う。
・7月刊行予定の雑誌『SITE ZERO』に寄稿した明治論「『古代』が召喚されるとき――明治20年代の日本におけるギリシア幻想――」を英訳。投稿先を見つける。「アメリカ受けする」研究だという評を、何人かの方から頂いた。
・昨年の美学会で発表したピラネージ論を、いい加減論文にまとめて投稿する。
・「受容としての日本思想」研究会での発表準備。第二次大戦後、矢代幸雄による「文化国家」論や和辻哲郎による「文化的象徴としての天皇」論を元に、ある意味では極めて政治的なものに対し脱政治的な装いを与えるために、「文化」なる概念が持ち出されるプロセスを検証する予定。でも、大正期、特に震災後の都市表象も面白いかも。夢野久作による『東京人の堕落時代』とか。エログロ趣味の興隆という現象そのものも特徴的だが、それを殊更に「問題」として切り取るような認識が生まれたことも特徴的だと思う。
・Frances Yatesの"Giordano Bruno and the Hermetic Tradition"翻訳プロジェクト再開。3章の訳出。
・6月17日のシンポジウム「芸術の変貌」聴講。
・6月18日の自主研究会参加。後輩の修論計画の検討(というか叩き潰し)。
・7月1・2日の表象文化論学会第1回大会。手伝い+聴講。その前後に、事務作業の補助。
・7月8日の美学会例会。ド・ピールにおける遠近法・幾何学の問題と、美術館におけるテーマ別展示手法について(その由来がどこにあるのか、少し前から気になっていた)。
東京都現代美術館カルティエ財団展に行きたい。
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