記憶劇場/図書館/ミュージアム(講義のためのメモ)

アビ・ヴァールブルクの文化科学図書館(ロンドン大学ウォーバーグ研究所の母体)
「文庫の中にヴァールブルクは巣網の中の蜘蛛のように座っていた」(カール・ゲオルク・ハイゼ)
・「良き隣人の法則」
・閲覧室兼ホールを楕円形にする:両極性、ケプラーによる太陽軌道(楕円=ダイナミックな運動による、円=完全でスタティックな宇宙観の克服)
・四つの階に書庫を設置、上昇=発展のプロセス:2階=イメージ(美術史関連)、3階=方位設定(宗教・魔術・占い・宇宙観、哲学)、4階=言葉(文学関連)、5階=行動(歴史学・政治経済・演劇・音楽・祝祭・衣装)
(以上、田中純『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』青土社、2001年、第9章:記憶劇場のドラマトゥルギーより。)