シンポジウムのお知らせ

私の企画によるシンポジウムが、いよいよ開催の運びとなりました。ぜひご来場ください。

■シンポジウム「建築保存の現在」


【趣旨】
近年とみに、歴史的建造物を様々な形で「保存」する試みが盛んとなっている。
その形式は、現状そのままの「保存」から、アッサンブラージュのような「一部保存」、転用やリノベーション等、様々である。このような状況を、具体的事例
に即しつつも俯瞰的視点から再考するために、このシンポジウムでは、日本における「建築保存」の特異な二形態――「三菱一号館」と「原爆ドーム」――に焦
点を当て、分析と議論を行う。
現在の日本において「歴史的建造物の保存」が有する、政治的・社会的・文化的な意味を浮上させることが、当シンポジウムの最終的な目的である。


日時:11月11日(木)17:00–19:00
場所:東京大学駒場キャンパス|アドミニストレーション棟3F|学際交流ホール
(地図 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_32_j.html
入場無料|事前登録不要

【提題者・レスポンダント】
中谷礼仁早稲田大学准教授)
「保存とは何か――建築における生と死とを考える」

【発表者1】
内田祥士(東洋大学教授・建築家)
三菱一号館――その解体と再現の背景を考える――」

【発表者2】
頴原澄子(九州産業大学講師)
「『原爆ドーム』をまもってきたもの」

【コメンテーター】
田中純東京大学教授|UTCP)

【司会者】
小澤京子(UTCP)

以下のページからフライヤーをダウンロードしていただけます
⇒[http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/blog/2010-11-10-architecture-conservation-symposium-flyer.pdf

今回の提題者・レスポンダント、中谷礼仁先生のブログで告知いただきました。(「建築保存」の概念を分かり易く整理するための参考文献も挙げられています。)
http://www.acetate-ed.net/blog/nakatani.php