遅ればせながら、8月9日から13日にかけて行われた第18回国際美学会の報告を執筆いたしました。
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/blog/2010/09/the-18th-international-congres/

写真はこちらに。
http://f.hatena.ne.jp/baby-alone/China/

北京での5日間を終え、万博と外灘の近代洋風建築を見学するべく上海に移動した途端に見舞われた体調不良。人生初めての救急車に乗り、そのまま1泊2日を病院で過ごす羽目に。ヒューマンスケールを超えた都市計画、常にスモッグでけぶる空気、そして熱気を含んだ持ち重りのする空気(到着日の上海の気温は40度)など、生存しているだけで体力を消耗する国である。しかし無秩序の中に正体不明のエネルギーが渦巻いているようで、面白くもある。急速に近代化された都市の中に、ぽっかりと昔のままの風景が残されていたり。次に行くときには、きっとまた違う都市の姿が現われていて、今回写真に収めたような生活光景は、もはや失われているのだろう。