お知らせ

メーリングリストで回ってきた、日本での講演会のお知らせです。

2月下旬に美術史家のV.I.ストイキツァ氏が来日され、京都・福岡・東京の3都市で講演会が開催されることになりました。ボードレールアフォリズムからの引用をタイトルに冠したこの講演会では、マネとドガの錯綜した関係、自己表象や近代性に対する両者の相反する立場について、2人の肖像や自画像を中心に論じます。ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。
演題:「集中そして/あるいは蒸発―肖像・自画像・「現代生活」―」
講師:ヴィクトル・I・ストイキツァ氏(フリブール[スイス]大学教授)
【京都での講演の詳細】
日時:2009年2月24日(火) 16:00〜
場所:京都大学吉田キャンパス 人間・環境学研究科棟 地階大会議室(http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/
講演はイタリア語ですが、日本語逐次通訳がつきます
聴講無料、事前申込み不要
主催:京都大学大学院人間・環境学研究科 岡田温司研究室
【福岡での講演の詳細】
日  時: 2月22日(日)午後2時〜
場  所: 福岡市美術館講堂
言  語: イタリア語(通訳付)
聴 講 料: 無料
主 催: 福岡市美術館
企画協力: 西南学院大学国際文化学部
申込方法: 往復はがき(お一人様につき一枚)に、住所・氏名・電話番号・2月22日の講演会聴講ご希望である旨をお書きの上、下記までお送りください(2月13日(金)必
着)。応募多数の場合は抽選。
810-0051 福岡市中央区大濠公園1-6 福岡市美術館「フジタ展講演会係」
詳しくは福岡市美術館のホームページをご覧ください。
http://www.fukuoka-art-museum.jp/jb/html/jb01/2008/fujita/fujita.html

講師紹介: Victor I. Stoichita
1949年ブカレストルーマニア)生まれ。ローマ大学パリ大学にて博士号取得。ミュンヘン大学等にて教鞭を執った後、現在はスイス、フリブール大学で近現代美術史を講ずる。テクスト理論、人類学、精神分析など隣接諸学の方法論を積極的に参照しつつ、あくまでもイメージの形態的特異性の解明にこだわる鋭利な分析手法には定評がある。
主著:
『絵画の自意識――初期近代におけるタブローの誕生』
岡田温司・松原知生訳)
ゴヤ――最後のカーニヴァル』(森雅彦・松井美智子訳)
ピュグマリオン効果――シミュラークルの歴史人類学』
(松原知生訳)
『影の歴史』(岡田温司・西田兼訳)など。