表象文化論学会第2回大会プログラム

決定いたしました。ぜひご来聴ください。

表象文化論学会第2回大会
2007年6月30日(土)・7月1日(日)@東京大学駒場キャンパス

6月30日(土) 18号館ホール
13:00〜13:30 総会(会員のみ)
14:00〜17:00 シンポジウム「拡張するユマニテ、揺動する表象」
──人間存在と表象とが互いに絡み合いながら大きな変動のなかに晒されつつある。それを触知する。
【パネリスト/発表タイトル】
山内志朗(慶応大学)「反表象論の構図と一つのヒストリー──アメリカにおける魔術と表象」
・坂本伝(シンガポール国立大学)「ポストヒューマンの時代における建築と表象──ニューヨーク・ハイラインプロジェクトを通して」
・佐藤良明「サイボーグ獣<ボクラ>の現在」
【コメンテーター】
リピット・水田尭(南カリフォルニア大学
【司会】
北野圭介(立命館大学
18:00〜19:00 パフォーマンス「声と身体−−巻上公一の冒険」
【Part 1】 巻上公一SOLO
・トゥパ民謡「黒い鶴」
・声とテルミンのためのSOLO「ヤバラホエ」
【Part 2】 マキガミック・テアトリック
巻上公一 作・演出 チャクルパ3「ウルルンソナタ」(2007)
・クルト・シュヴィッターズ「ウルソナタ」(1922-1932) より 
【出演】
巻上公一/市毛友美子/檜山ゆうこ/マリア/大隅健司/Janmah島村/太田収紀/栗林久美子/矢萩竜太郎/五十嵐正貢/山本謙/ETUKO/田代圭/原牧生/白石結城/ネモトモトキ/畠中容子/徳久ウィリアム/華代
19:30〜21:30 懇親会(関係者のみ)

7月1日(日) 18号館4階コラボレーションルーム1〜3
9:30-11:30
■パネル1:20世紀中国における美と政治
【コメンテイター】中島隆博東京大学
【司会】橋本悟(東京大学
・朱光潜と李沢厚の論争/橋本悟(東京大学
・戦後台湾におけるモダニズム美術史の構築−−1980年前後の李仲生とある美学者の論争をめぐって/呉孟晋(東京大学
・1980年代中国「美学熱(ブーム)」の位相−−李沢厚、劉暁波、劉小楓の論争を中心に/秋山珠子(中央大学
■パネル2:受容としての「日本思想」〔思想篇〕
【コメンテイター】宮山昌治(学習院大学
【司会】三河隆之(東京大学
・本能の諸相−−大杉栄の「生の哲学」再考/星野太(東京大学
・「この」現実の現実性を−−九鬼周造の〈パッション〉/三河隆之(東京大学
・絶対無の詩学−−マラルメを読む田辺元/坂口周輔(東京大学
13:00-15:00
■パネル3:開化と啓蒙−−近代日本における知の変容と再配置
【コメンテイター】李孝徳(東京外国語大学
【司会】松浦寿輝東京大学
・国家理性、啓蒙、敵−−丸山真男福沢諭吉/金杭(東京大学
・仮構される内発性と国民文学−−漱石の18世紀英国小説論を読み返す/武田将明(法政大学)
・二つの啓蒙−−『百科全書』と『百科全書教導説』/大橋完太郎(東京大学
■パネル4:受容としての「日本思想」〔芸術篇〕
【コメンテイター】横山太郎(跡見学園女子大学
【司会】柿並良佑(東京大学
・様式を通じた世界との接続−−伊東忠太による「日本建築史」/天内大樹(東京大学
・近代日本の「美術」と「文化」をめぐる諸制度−−矢代幸雄による美術史記述と文化国家論/小澤京子(東京大学
・天・地・人をつなぐもの−−世阿弥「一調・二機・三声」をめぐって/玉村恭(東京大学
■パネル5:Redrawing Other's Space: Landscapes, Geographies, and the Formation of Identities in the Japanese Empire
【コメンテイター】安西信一東京大学
【司会】佐藤守弘(京都精華大学
・Yokohama Shashin and Representation of Japan in the Late Nineteenth Century Visual Culture/佐藤守弘(京都精華大学
・Landscapes and the Logistics of Vision in Meiji Japan/Gyewon Kim(McGill University)
・朝鮮映画の風景と郷土性の問題 /金麗実(京都大学
15:30-17:30
■パネル6:身体・映画・絵画にみる大日本帝国−−ナショナリズムジェンダー
【コメンテイター】坂元ひろ子(一橋大学
【司会】香川檀(武蔵大学
・ふたつの御前会議−−敗者/勝者のためのせめぎあう記憶/北原恵(甲南大学
エスノセントリズムの“善意”−−表象としての沖縄/宜野座菜央見(明治大学
■パネル7:死を葬(おく)る−−表象をめぐるホラーと喪の物語
【コメンテイター】齊藤征雄(東北大学
【司会】齊藤征雄
圓朝の幽霊、あるいは怪談噺の粘着性について/斎藤喬(東北大学
・死の(代理)表象の造作−−「燃える子供」の夢の解釈例から/松本由起子(札幌大学
楳図かずおとホラーの目撃者−−主人公の不死性と可死性をめぐって/石岡良治大妻女子大学
*プログラムは予告なく変更される場合があります。

事前登録:不要
参加費:会員=無料/非会員=1日ごとに1000円
問い合わせ:表象文化論学会事務局
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
東京大学大学院総合文化研究科 表象文化論研究室内
FAX: 03-5454-4336
E-mail: repre@repre.org
URL: http://www.repre.org