美術館・展覧会・コレクション

SITE ZEROのウェブ批評欄の供給を絶やさないために、何か書評を書くべき書物を読まなければならず、それで故Francis HaskellのThe Ephemeral Museum: Old Master Paintings and the Rise of the Art Exhibition (Yale U.P., 2000.)を読んでいる。(微妙に順序が転倒している気も。)「巨匠」や「名品」という価値付け、また、美術館やそこでの企画展覧会・国際巡回展といった制度が、どのような力学関係の中で成立してきたのか、という問いに、ひとつの答えがみつかるかもしれない。
目次は以下の通り。(訳は暫定的なものです)

ニコラス・ペニーによる序文
第1章:祝祭日と競売場
第2章:讃辞と勝利
第3章:ブリティッシュ・インスティチューションでの最初の展覧会
第4章:確立された巨匠展
第5章:マンチェスタードレスデンのドイツ学(?)
第6章:愛国主義と展覧会
第7章:ファシズムに服するボッティチェッリ
第8章:フィレンツェとパリでの「趣味」の方向転換
第9章:存続する遺産

haskell」のキーワード・リンクが、プログラミング言語の説明になっているので、ムキになって「Francis Haskell」でキーワード編集してみた。……文中に「haskell」を含むはてなダイアリの99.9%くらいが、プログラミングについての日記だった。