お知らせ

9月12日に駒場で開催されたジャン=クロード・レーベンシュテイン氏の講演会、「絵画の作法(デコールム)と〈最後の審判〉――ミケランジェロからコルネリウスまで」の報告記事を執筆いたしました。UTCP(東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究拠点」)ブログのエントリーはこちらに。
このレクチャーでは、ルドゥーにおける「コンヴナンス(=デコールム:相応しいこと)」概念の侵犯と再構築にも言及があり、私が目下取り組んでいる問題にとっても多大な示唆となった。コンヴナンスとは、「二者間の関係性」にまつわる概念であること。審美的であると同時に道徳的な基準でもあること(カトルメールはルドゥーによる市門を、「恥辱」であると批判した。ピエトロ・アレティーノがミケランジェロの《最後の審判》を「恥」と糾弾したように)……