2019-06-23から1日間の記事一覧

死者の固有名について 人は死において、ひとりひとりその名を呼ばれなければならないものなのだ。死においてただ数であるとき、それは絶望そのものである。 (石原吉郎『望郷と海』ちくま学芸文庫、Kindle 版、2002年、No. 38。) いわば一個の符号にすぎな…