2004-02-11から1日間の記事一覧

W.G.ゼーバルトの『アウステルリッツ』(鈴木仁子訳,白水社,2003)を読み始めた。まだ導入部だけなのだが、面白い。アントワープの駅に着いた語り手たる人物は、「なんとも言えぬ気分の悪さ」に襲われ、ベルギー滞在の間その悪心に付き纏われながら「ひどく…