湖畔と植物園

美術館を出た後は、新緑に彩られたブルゴーニュ運河とキール湖を散策。ブルゴーニュ運河は19世紀に物資運搬用に作られたが、直後に敷設された鉄道にその役割を奪われ、その後は専ら観光に用いられてきた。その歴史の浅さと短命さゆえに、ディジョンの街は運河を中心とした構造を持たない。運河沿いに商工業が発展してきたような都市とは対照的。
  
  
  

足を伸ばしてアルケビューズ(火縄銃)公園へ。ここは自然史博物館を擁する植物園になっている。アロイジウス・ベルトランの幻想詩『夜のガスパール』は、この公園での不思議な邂逅から始まる。園内にはベルトランの胸像も。