ユートピアを巡る思想

ユートピアの系譜―理想の都市とは何か

ユートピアの系譜―理想の都市とは何か

プラトンの『国家』から、トマス・モアの『ユートピア』、フランシス・ベーコンの『ニューアトランティス』、トンマーゾ・カンパネッラの『太陽の都市』、そして19世紀の経済理論における「ユートピア」思想の流れまでを整理し、終章には「ユートピアの要件」として著者マンフォードによる理想社会像が提示される。
原著が1922年の刊行であることを鑑みれば、著者が「ユートピア」の可能性を信じて疑わないことにも納得がいく。

ユートピア的なもの―空間の遊戯 (叢書・ウニベルシタス)

ユートピア的なもの―空間の遊戯 (叢書・ウニベルシタス)