10年ぶりくらいに、リルケの『マルテの手記』を再訪した。冒頭部分で「僕は見ることから学んでゆくつもりだ」と繰り返される通り、これは一種の「観相学」を展開した書なのだと気づく。語り手の眼は、人間の顔貌はもちろんのこと、都市、室内調度、服飾とい…
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