Bonne Année 2011

松も明けて、2011年も本格的な稼働が始まった感がある。
2010年は、3回の国際学会発表(ソウル、北京、シェフィールド)、自主企画シンポジウムの成功、学会誌『表象』への論文掲載決定(第5号、3月刊行予定)、単著企画の進行と、未踏の領域に挑戦できた一年だった。
今年はさらに確実なアウトプットの出せる年にしていきたい。表象文化論学会の広報委員として、学会員に原稿を依頼する任に当たっていることもあり、専門分野以外にもアンテナを張り巡らせていかなければ。
ともかく、今年もよろしくお願いいたします。


ここのブログは、当初は仮名と架空の設定で運営していたテクストサイト(オダノ・レイ名義の『比喩の宇宙軌道』)の一コンテンツだったという経緯もあり、現在は方向性について迷っているところ。今まで通りに気軽に更新すればいいのでは?という声もあるかもしれないが、「研究者」としての立場で書いていくならば、例えば著作権侵害の疑いの濃いコンテンツ(許可無くアップロードされた作品画像や動画など)にリンクをはる行為などは、職業倫理上望ましくないということになってしまう。
ブログの文章は、正規の論文などに比べるとかなり気軽に書けてしまうが、反面学術誌などとは比べものにならないくらい潜在的読者層も多いわけで、それゆえ誤解や誤読を生む虞れのあることを迂闊に書くわけにもいかない、というのもある。


ブログ内の「カテゴリー」も、そのときどきの関心に合わせて恣意的に設定してきたので、事後的に情報を辿ろうとすると随分と不便なのではないだろうか。


このブログの行く先はともかく、近々のうちに、過去の発表論文などを再掲載したサイトを解説する予定です。