L'autre et l'Ailleurs : conquérir la nature au siècle des Lumières

  
大学図書館にて、「他者と他所:啓蒙主義時代における自然の克服」と題された展示が開催されている。図書館蔵書の中から、18世紀の「未開地」への旅行記、自然誌、人類学と言った分野の書籍を数点展示したもの。部族たちの鯨面文身を描写した銅版画や、人種・民族毎の頭蓋骨や顔相について分類した挿図など、この時代の「他者」への眼差しを端的に表した資料が並べられている。ここでは自然が「他者」に含有され、また「未開人」が「自然」に包含されているが、このことは18世紀西欧の知のシステムが持っていた傾向性、というか一つの偏向性を、如実に物語っているのだろう。