ディジョン建築探訪

 

centre villeにある郵便局の建物(上部の金文字からすると、逓信局という方が正確かもしれない)。正面についた極彩色のモザイクが、晴れた日には燦然と光り輝く。雄鶏はフランス国の象徴。中央部分の屋根は船底を覆した形で、ヴィチェンツァのパラッツォ・デッラ・ラジョーネ(通称バシリカ)やパリのグラン・パレ、ウィーンのオペラ座などとよく似ている。


  

上の郵便局のすぐ隣にある建物。現在は一階にアパレルのテナントが入っている。アールヌーヴォー様式で、屋根が不思議な曲線を描いている。角から眺めると、丸く張り出した庇は、建築の壁面に寄生するサルノコシカケのようだ。