ヴィンケルマンについて

  • Eliza Marian Butler (1885-1959): The Tyranny of Greece over Germany ― A study of the influence excercised by Greek art and poetry over Great German writers of the eighteenth, nineteenth and twentieth centuries (1933)

参考になるかならないか分からないけどメモ。ドイツにおける「ギリシア幻想」の系譜についての、比較的早い時期の著。
ヴィンケルマンにしてもピラネージにしても、後の時代に対する「先駆者」としての面ばかりが強調されがちなのは、エポックメーキングと見做されやすい人物の宿命だろうか。

  • 国信浩洋:ドイツ美学の出自らしいが、日本のヴィンケルマン受容についても論文を書いている。