ジートルンカ『短編集2』
安楽椅子の人造人間おばあさんが微笑ましくもキッチュな「電子頭脳おばあさん」他三篇
 
デレク・ジャーマン『ザ・ガーデン』
どこか不吉さを湛えながらも、美しいイメージのモンタージュ。ゲイへの迫害が、キリストの受難に重ね合わされる。

ヤン・シュヴァンクマイエル『短篇集』
「フード」での、食物や摂食行為のあまりに醜く無気味な描き方が凄い。シュヴァンクマイエルは、食品や人間は極めて醜悪に写すのだが、人形や石のような無機物となると一転して美しい。収録作品は「フード」の他、「石のゲーム」「ワイズマンとのピクニック」「肉片の恋」「フローラ」「アナザー・カインド・オブ・ラブ」「スターリン主義の死」「プラハからの便り」。

・『ピエール&ジル ラブストーリー』(参考URL)
極彩色のキッチュな写真作品で知られるゲイカップルアーティスト、ピエールとジルを写したドキュメンタリー。