BunkamuraのGalleryで開催中のハンス・ベルメール展に行ってきた。球体関節人形を写したモダン・プリントが殆どだが、エッチングやデカルコマニー作品、またベルメールが挿絵を手掛けた書籍(『眼球譚』や『マダム・エドワルダ』など)も展示されている。窃視症とサディズムネクロフィリアと畸形趣味。両性具有者の自足的な性交の場面が面白い。

会場に一人、フランス悪徳文学の挿絵から抜け出してきたような、独特の雰囲気の女の子がいた。あれは一体誰だったのだろう。