今日も上映会のため横浜へ。

印象に残ったのは、五島一浩『FADE into WHITE #2』(無彩色の強烈なコントラストと、機械仕掛けの人形自転車の奇妙な造型が美しい)、スタン・ブラッケージ『ドッグ・スター・マン プレリュード』(何かの接写のような不可思議なイメージ群が、無音のままモンタージュされる)、フランク&キャロライン・モーリス『フランク・フィルム』(同時進行する二つのナレーション、類似モチーフを集めたコラージュによって反復脅迫のように広がってゆく世界)など。

以前から名前だけ耳にしていた束芋マヤ・デレンの作品も見ることができた。束芋つげ義春をさらにシュールで残虐にしたような感じである。

噂のスーザン・ピット『アスパラガス』が、最後に掛かる。極彩色の「下手うま」な画で展開される、猥褻でナンセンスな世界。アスパラガスと糞便と陰茎は、やはりどこか連想で繋がっていると思う。