ワタリウム美術館「I Love Art 7」「ロトチェンコのプロダクト・デザイン」「有馬かおる」展
フロアを分けての三点同時開催。以前の「バックミンスター・フラー展」など、3フロア1テーマの展示でもまだ物足りなさが残ってしまうスペースのワタリウム。今回の展示は、何というか、展覧会というより見本品のショールームみたいなレヴェル。旧共産圏のプロダクト・デザインにここ一年くらい嵌っているので、ロトチェンコ展は楽しみにしていたのだが、デザイン画を元に最近日本で作ったリプロダクション数点があるのみだった。「I Love Art」展で、話に聞くだけだったナムジュン・パイクの作品数点を目にできたのは、まずまずの収穫。