2015-09-08から1日間の記事一覧

モダニズム時代の映画をめぐる言説:映画という機械/映画の中の機械

1920年代から30年代にかけては、「文学と映画のパラゴーネ」ともいうべき議論(より正確に言うと、文学に不可能なものを映画という新たな芸術がもたらした、という旨の記述)が出てくる。川端康成「文芸時評」1929年や、伊藤整「新しき小説の心理的方法」193…