2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

思考の屑篭

書物としての建築物 ユゴーによる長篇『ノートルダム・ド・パリ』は、建築物の表面に刻まれた文字の描写から始まる。 ◇引用開始 五、六年まえのことだが、この物語の作者がノートル=ダム大聖堂を訪れたとき――いや、さぐりまわったときと言ったほうがいいか…

Urban Poetics

フランクフルトの街。 http://f.hatena.ne.jp/baby-alone/Frankfurt/5月のドイツはすでに美しい初夏で、ラピスラズリ色の空の下、薔薇は様々な形と色で咲き、蜜蜂が陽気な音楽を奏でていた。