2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

シンポジウムのご案内

日本ドイツ学会第24回総会 2008年6月21日(土)筑波大学 総合研究棟 A 参加費 500円 (共催 筑波大学人文社会科学研究科) シンポジウム 「記憶と想起の空間−−ドイツにおける歴史意識のアクチュアリティ」 13時45分−17時45分 総合研究棟 …

「アット・ホーム」な美術館?

ブルゴーニュ地方の名士だった一家の邸宅を利用し、そのコレクションを元に設けられた美術館Musée Magninの内装。どこまで当時の室内が保存・再現されているのかは定かではないが、ブルジョワ階級のコレクターがいかに美術品を保有し展示していたのかをしの…

後ろ姿の肖像

来月初旬、アシスタントを勤めている日本語教室で、何か日本文化について発表することになっている。最後は「坊主めくり」で〆ることにして、和歌とそのシンボリズムについてでも発表しようかと考え、いろいろと調べているうちに行き当たったのが、「歌仙絵…

筆跡の心理学

J. Crépieux-Jamin, L'écriture et le caractère, Paris:P.U.F, 1947 (15e ed., 1960). Centre Villeにある骨董通りの古本屋で、偶然見つけた一冊。初版は1947年で、筆跡から書き手の性格を「診断」するための指針が書かれている。

visages urbains

ディジョン市立美術館でみつけたもの

ヴェロニカのハンカチーフ。金箔の押された木彫に、やけにリアルな彩色で描かれたキリストの顔と、立体彫刻であるがゆえに、ハンカチに転写された顔までが浮き彫りになっているもの(不気味)。 十字架降架。力を失って開かれた脚の表現が妙に現実的。雲と雷…

la nuit des musees

8時過ぎまで明るい初夏のある夜、フランス中の1000の美術館が無料で夜間公開するという催し。ディジョン市立美術館(Musee des Beaux-arts)にて。 舞踏的な身振りの19世紀彫刻の間で、コンテンポラリーダンス。ダンスのポーズと彫刻のポーズがシンクロして…

記憶と書記行為

皮質の場合であろうと、あるいは社会文化的な用語に翻訳して、われわれが書くこと(ecriture)と呼んだものの場合であろうと、常に書き込み(inscrire)がなされなければならないとということは、確実に言える。書き込むことなしに、つまり何の支え(support…