2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

こちらに書いた、バルザックによる古道具屋の描写に呼応するものとして、フローベールによる骨董屋。 彼らは骨董店の並んだあたりをぶらついた。また、工芸学校、サン=ドゥニ寺院、国営ゴブラン織工場、廃兵院(アンヴァリード)、その他あらゆる公開のコレ…

21世紀COEから、書籍購入のための研究費が出たので買い求めたもの。美術カタログ論―記録・記憶・言説作者: 島本浣出版社/メーカー: 三元社発売日: 2005/07/01メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (16件) を見る美術史の歴史作者: Vernon Hy…

アマゾンで検索して出てきた、まだ持っていないけれど入手しておくべきであろうピラネージ関連書籍 Observations on the Letter of Monsieur Mariette: With Opinions on Architecture, and a Preface to a New Treatise on the Introduction and Progress o…

Henri storck, "Paul Delvaux ou les femmes defendues" ベルギーのシュレアリスム的画家、ポール・デルヴォーについての25分の短篇ドキュメンタリー。前半はデルヴォー自身による制作過程や描画モティーフについての語り、後半はアフォリズムめいたナレーシ…

法隆寺とパルテノン―西洋美術史の眼で見た、新・古寺巡礼作者: 田中英道出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2002/04/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る岡倉天心、和辻哲郎・・・歴史は確信犯的かつ無反省に繰り返すということで…

18世紀

Francois Moureau, "Le roman vrai de l'Encyclopedie", Paris: Gallimard, 1990. 百科全書時代の「知を体系化する」試みについて概説した書。図の挿入の仕方や文字のフォント・配列の仕方なども、ちょっと高山宏的で面白い。

Lola Kantor-Kazovsky, "Piranesi as Interpreter of Roman Architecure and the Origins of his Intellectual World", Olschki Editore, 2006. 先行研究や、現在明らかになっている事実など、精緻かつ整然とまとめられている。

「シアタープロダクツの現場」展(渋谷 PARCOミュージアム)theatre productsは、「theatre」の語が端的に示す通り、服を作って見せて売るという一連のプロセスを、スペクタクル的、パフォーマンス的に行なっているアパレルブランド。だからと言って、純粋な…

美術史とその言説(ディスクール)作者: 宮川淳出版社/メーカー: 水声社発売日: 2002/11/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る

ビル・ヴィオラ「はつゆめ」展(森美術館)

今年もどうぞよろしくお願いいたします。 写真の猪は、ルーヴル美術館のマントルピースのモザイク装飾の中に潜んでいた一匹。「A」の文字は、ゴシック聖堂とキメラ獣から出来ている。