2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「悲劇の誕生」

悲劇の誕生―ニーチェ全集〈2〉 (ちくま学芸文庫)作者: フリードリッヒニーチェ,Friedrich Nietzsche,塩屋竹男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1993/11/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (8件) を見る

残存するイメージ―アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間作者: ジョルジュディディ=ユベルマン,Georges Didi‐Huberman,竹内孝宏,水野千依出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2005/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 78回この商品を含むブ…

読了本

怪奇探偵小説傑作選〈5〉海野十三集―三人の双生児 (ちくま文庫)作者: 海野十三,日下三蔵出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/06メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る俗に「昭和エログロナンセンス」と呼ばれる時代の怪奇的探…

『都会のアリス』ヴィム・ヴェンダース監督、1974年 はじめは何も写らない、そして浮かび上がる映像も結局は「見たものとは違う」ポラロイド写真、望遠鏡越しに覗き見られるニューヨークの光景、映画の画面の中で絶え間なくトラッキングするテレビ、空港内で…

『プラーグの大学生(Der Student von Prag)』シュテラン・ライ監督、1913年。 美しい伯爵令嬢を手に入れるため、大金と引き換えに鏡像を売り渡した青年が、不意に姿を現す自らの鏡像/分身によって破滅に至る物語。金銭と交換に悪魔に自らの分身を売り渡す…

ジャン=リュック・ナンシー講演会

4月15日(土)15時〜 東京大学 駒場キャンパス 学際交流棟3階 学際交流ホール ラウンドテーブル「ジャン=リュック・ナンシー「無-無神論(A-atheisme)」について」 (ジャン=リュック・ナンシー、鵜飼哲、小林康夫、西谷修、増田一夫、湯浅博雄) 問合せ…

読了本

私に触れるな―ノリ・メ・タンゲレ (ポイエーシス叢書 (55))作者: ジャン=リュック・ナンシー,荻野厚志出版社/メーカー: 未来社発売日: 2006/04/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (13件) を見る復活後のキリストが、自分に触れようとす…

微妙にブログデザインを変更した。コンセプト(?)はmodish gothic。(gothicというのは美術・建築史上の特定の様式のことではなくて、退廃と幻想と怪奇くらいの意味だ。)全体的に均整が取れていないから、また後で手を入れるつもり。ロゴの背景に使用して…

所蔵作品展 花より工芸(東京国立近代美術館工芸館)

「人形芸術の展開」と題された冒頭の展示室には、吉田良と四谷シモンの人形に加え、ハンス・ベルメールによる人形写真まで展示されている。「伝統工芸」の流れに棹差すであろう平田郷陽の布製人形がこの場に展示されていることには納得がいくのだが、ベルメ…

藤田嗣治展(東京国立近代美術館)

各時期を代表する作品を集めた、かなり大規模な回顧展。精緻なリアリズムによるが学生時代の自画像も、フジタを象徴する乳白色の裸婦像群も、未亡人存命中は何かと物議を醸したという戦争画も、それぞれ別の展覧会で目にしたことはあったが、クロノロジック…

読了本

いま、哲学とはなにか (UTCP叢書 (1))作者: 坂部恵出版社/メーカー: 未来社発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る個々の論考はもちろん面白いのだが、敢えて突き放せば、極めて狭い意味での「哲学研…

Giordano Bruno and the Hermetic Traditionのためのメモ

以下の引用はすべてこちらの書より。イタリア・ルネサンスの霊魂論―フィチーノ・ピコ・ポンポナッツィ・ブルーノ作者: 根占献一,伊藤和行,伊藤博明,加藤守通出版社/メーカー: 三元社発売日: 1995/09/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (…